小型のトレーラーハウスと車の関係
- 2020.02.29
- ゆるグリッド 車・キャンピングカー
移動可能のタイニーハウスの中でもより小さなトレーラーハウスがあります。
わかり易い例としてタイニーハウスジャパンさんのリンクを貼っておきます。
https://www.tinyhousejapan.com/
これらは移動可能という特徴があるわけですが、移動する時に牽引する車が必要となります。
トレーラーハウスの大きさ、重さによって牽引できる車の種類は決まってしまうようです。
牽引についてはリンクを貼っておきます。
http://trucktorack.blog.fc2.com/blog-entry-379.html
今回はただ牽引するだけではなく、車からトレーラーハウスの方に電気を供給できるという話です。
車の動力としては、ガソリンやディーゼルエンジン、電気モーターなどがありますよね。
電気モーターを搭載するものの中にもHV(ハイブリッド)PHV・PHEV(プラグインハイブリッド)、EV(電気自動車)、FCV(燃料電池自動車)などの種類があります。
ハイブリッドはエンジンとモーターを搭載し、ハイブリッドの種類によってエンジンとモーターを切り替えながら走るものやエンジンはバッテリーに充電するだけで走るのはモータだけを使うもの、市街地などはモーターで、高速走行はエンジンでという機構のものもあります。
基本的にエンジンを回して、あるいは減速時に回生ブレーキで蓄電するものです。
プラグインハイブリッドは、エンジンとモーターを搭載することは同じですが、ハイブリッドと違うのは外部から電源をとってバッテリーに蓄電できるということです。
EVはいわゆる電気自動車です。
電気自動車は外部から電源をバッテリーに蓄電して走行するものですね。
家のカーポートなどのコンセントから車に充電できるわけです。
FCVは水素を燃料として燃料電池に充電をしてモーターを動かすというものです。
これらの中で、ハイブリッド、プラグインハイブリッド、電気自動車のような大型バッテリーを積んだ機構のものは、走るだけではなく電気を供給することができます。
つまり、車から逆に家にも給電ができるわけです。
最近は毎年のように台風や豪雨などの災害が増えてきています。
それによって停電、去年の台風による千葉県の長期間の停電は記憶に新しいところです。
車のメーカーも車から家に給電ができるということを積極的に伝えるようになってきています。
日産の電気自動車リーフの場合についてのリンクを下に貼っておきますね。
https://ev.nissan.co.jp/LEAF/V2H/
トレーラーハウスも、屋根に太陽光パネルを設置してサブバッテリーに充電して使うという方法や大きめのポータブルバッテリーを載せて各機器に給電するという方法もあります。
ここでトレーラーハウスを牽引することができる車をプラグインハイブリッドなどにしておけば、家が小さいだけに災害時にまかなえる電力の供給時間が長くなります。
もちろん災害の状況によってすべてがうまくいくわけではないと思いますが、電気の供給という面での可能性が高くなるのは確かだと思います。
普通の住宅でも、太陽光やバッテリー、燃料電池などを組み合わせて行くことが多くなってきました。
これからの住処全てにおいて災害時の電気のことを考えていかなくてはなりません。
電気に限らず災害時に必要な物は全て揃えていくというのがこれからデフォルトになっていくでしょう。
牽引ということを考えなければ、普通のタイニーハウスでも長時間の電気の供給という点ではこれらの車は有効です。
タイニーハウス・トレーラーハウスという小さな家と電力を供給できる車というのは、より相性のいい組み合わせになっていくと思います。
-
前の記事
妄想提案、モバイルショップ。でも将来はバカにできない? 2020.02.28
-
次の記事
私の持ってるモバイルバッテリー 2020.03.01