アドレスホッパーという生活

アドレスホッパーという生活

以前のこのブログの記事で、テレワーク・モバイルワークについて書きましたが、その時は自宅でのテレワークではなくてモバイルハウスやキャンピングカー、または少し広い空間を取れる車などでのテレワークのすすめという感じです。

記事のリンクを貼っておきます。

会社の中でも決まった自分のデスクを持たずに仕事をするというスタイルの企業も増えてきていますから、ネット環境さえあればデスクワークはもちろん会議などもテレビ電話などで済んでしまうわけですね。

仕事に関してはそんな感じでテレワーク・リモートワークは、今回の新型コロナ肺炎のこともありどんどん進んでいくのではないでしょうか。

    

アドレスホッパーってなんですか?

アドレスホッパーというのは、簡単に言うと特定の自分の家、持ち家や賃貸を問わずということですが、それらを持たないで自由にいろいろな土地に行って住み歩く人たちのことだそうです。

その人達の仕事はネットを使ってできる職業の人達、WEBなど各種デザイナーやエンジニア、ライターさんたちなどでしょうか。

職種は同じでも、家があって仕事だけカフェやシェアオフィスなどでするノマドワーカーとは違うわけです。

    

それではどのようなところを渡り歩いて住んでいるのでしょうか?

ホテルなどを利用して仕事をされている方もいるようですが、ホテル代のほうが家を借りるよりも高そうですね。

コワーキングスペース・シェアハウスは、同様な職業、または異業種などいろいろな人達とコミュニケーションを取れるワーキングスペースとシェアハウスが一緒になったところもあります。

また最近いくつかのサービスが出てきているので、それらを載せておきます。

    

・ADDress  これは日本全国の空き家などをリニューアルして定額で住めるサービスです。

サイトから引用しますが、

ADDressでは、定額で、
・好きな時に、好きな場所で、暮らしたい。
・都市と地方の複数の拠点で生活をしてみたい。
・リモートワークをしながら、各地の自然とふれあいたい。
・その土地で暮らす人たちと出会い、交流したい。
といった、新しい暮らしのかたちを実現します。   以上引用

ということです。

サイトのリンクを下に貼っておきますので詳しくはそちらを御覧ください。

https://address.love/

    

・Hafh  好きな時に、好きな場所で働くための、住まいが見つかる定額制サービスです。(サイトより引用)

ここは世界中に200拠点ほどあるみたいですね。

サイトのリンクを下に貼っておきますので詳しくはそちらを御覧ください。

https://hafh.com/

     

・ホステルパス Hostel Lifeは、月1.5万円〜の手頃な値段で、「ホステルパス」というメンバーカードを持つことで登録している全国のホステルに泊まり放題になるサービスです。(サイトより引用)   

サイトのリンクを下に貼っておきますので詳しくはそちらを御覧ください。

https://hostellife.jp/

などが見つかりました。

それぞれ見てみると、なかなか面白そうです。

ここで疑問が湧くわけですが、あちらこちらに住み歩いていると、住民票はどうなるの?

アメリカでは住民票が無いということで、どこでも移住、引っ越しし放題らしいですが、日本の場合はそういうわけにはいきません。

多くの人は、実家で住民票をとっているということですが、コワーキングスペースやシェアオフィスで住民票をとることができるところもあるようです。

でも移動する機会が多い人で実家がある人は実家で住民票をとるのがいいかもしれません。

郵便物は私書箱を設けるのも一つの手とか。

この辺のことをわかりやすくまとめてあるサイトがありますのでリンクを貼っておきます。

https://www.onelife-weekly.jp/blog/4952/

      

建築の設計を仕事としていながら思うのは、これからだんだん新築住宅を持つ、持ちたいという人たちは減っていくだろうということ。

若い人はまとまったお金を持っていません。

それどころか。その親達も子供に住宅を新築するためにお金を出してあげられるほどの余裕がある人はどんどん減って来るでしょう。

また、家や車、家具でさえも自分で持たなくてもいい、シェアをすればいいということが増えていくでしょう。

このブログのテーマの一つでもある、移動できる家。

これは移動できても持ち家であるわけですが、それもシェアや定額サービスで全国いろいろな土地に住むことができて仕事もするという生き方が増えてくるのではないかと思います。

ただ、今の学校教育のシステムだと子供がいる人は難しいと思いますので、独身や子供のいない夫婦、パートナー向けということでしょうか。

でも、全国いろいろな土地をまわって、自分に適したところを見つけるという目的のためにも、このような生き方ができるサービスが出てきたということは歓迎したいと思います。