妄想提案、モバイルショップ。でも将来はバカにできない?
みなさんも買い物好きな方多いのではないですか?
以前は私も仕事等でストレスが溜まると買い物に走った時期がありました・・・
今は日々の買い物だけでわりと満足していますが。
なんか物欲がだんだんなくなって、音楽データや電子書籍などのコンテンツの方に購買欲が傾いていますね。
大手のネットショッピングサイトも充実しており、ほとんどの物がリアル店舗に行かなくても買えてしまいます。
たいへん便利ではあるのですけれど・・・
同じものを買うときに、それがネットかリアルな店舗かによってなにか感覚が違いませんか?
いつも買っているものならば、気にせず購入ボタンをポチればいいのですが、これが初めて買うもの、質感を確かめたいもの、重さ、実際の色など写真じゃなくて肉眼でも見てみたいというものは多々あるものです。
でも特に地方ではリアル店舗がどんどん閉店していき、大型ショッピングモールだけが残るという状態のところも増えてきています。
前回は、住宅という観点から限界集落の話をちょっとしたわけですが、田舎の集落にもスーパーなんてものがないところも多く、たった一軒だけあるなんでも屋さんみたいなお店(田舎のコンビニ)もその店主が高齢で辞めてしまえばそれで終わり。
もちろん過疎地域になるに従い、どんどんバスの本数は減らされ、しまいには路線廃止。
みなさん車で町に買い出しに行くわけですが、高齢化社会で昨今の高齢者による交通事故の報道などもあり、免許返納へ。
ハイエースなどのワンボックスを使ったミニバスや乗り合いタクシーなどで病院に行くついでに買い物をして帰る。
このような状況の地域も多いのではないでしょうか。
地域によっては移動販売車が定期的に来て、実際に買い物を楽しんでもらっているところもありますね。
お客さんたちが言うには、少ない種類であっても自分で実際に見て選べるから楽しいということらしいです。
これは古くからある行商のスタイルを車によってなしているわけですが、もうこれは田舎の過疎地だけの問題ではないということです。
ある程度の規模の町では昔から商店街というものがありました。
昔からの街道沿いにいろいろな店舗が並んで、以前はその町の産業の繁栄によってにぎやかだったところも、産業構造の変化によって、人が去り高齢化して寂れていくわけです。
私はたまに旅番組を見ますが、商店街に行くとだいたいシャッターが下りた店がポツポツあり、時には半数以上のお店が閉店しているという商店街もまま見られます。
町にも成長や衰退の過程があるので、これは致し方ないことであるかもしれませんが、なにか歯抜けた感じはただ一軒あるお店よりも寂しさを際立たせてしまいます。
しかし希望を持って頑張っている商店街もあります。
ある商店街は、古い店舗を古さを活かしたままリニューアルして、話題になったところもあります。
しかしこういうものは、個人だけでは難しく、行政も一体になっていかなければ、なかなか成功できません。
下にいくつか、商店街や地方の活性化に関してのリンクを貼っておきます。
・空き店舗が急減 「歩く喜び」のデザインで再生した商店街
https://www.projectdesign.jp/201803/local-design-2018/004647.php
・がんばる商店街77選
https://www.chusho.meti.go.jp/shogyo/shogyo/shoutengai77sen/
・商店街・まちづくり早わかりガイド
https://www.mirasapo.jp/machimise/guide/syotengai.html
・稼げるまちづくり取組事例集
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/seisaku_package/siryou_pdf/siryou_n3.pdf
ここで妄想提案なのですが、これからある地域に商店街を作るとしたら、固定の店舗でなくて移動店舗(モバイルショップ)を集めた商店街はどうでしょうと。
いろいろな町で移動店舗を集めていろいろなイベントを開いていますね。
食のフェスでの様々な食べ物屋さん、雑貨屋さん、移動本屋さんだったり・・・
これらは車を改造して店舗にしているわけですが、大きさはそれほど大きくないので、お客さんが中に入ってというわけにはなかなかいきません。
対面で食べ物やモノを売るというスタイルがほとんどなわけです。
一部移動式の本屋さんなどは中に入ることができる店舗もあります。
やはり商品の種類も少ないので、売るものが限られてしまいます。
それならもう少し大きな移動式の店舗をということでタイニーハウスやもう少し大きなトレーラーハウスなどを店舗(モバイルショップ)にした商店街を作ればいいのではないかと言うことです。
これは妄想提案なので、いまある細かい法規とかは考えずに言っていますのでツッコミは勘弁してくださいね。
例えばいくつかのモバイルショップが集まって商店街を作るとします。
電気・ガス・水道などのインフラはバックヤードに流しておいて、そこから取り込むことができます。
またもともとが移動できるので、商店街のイベントによって店の配置や向きを変えたりといろいろな商店街のバリエーションができます。
残念ながら、撤退する店舗ができた時も配置を変えて、いわゆる既存商店街のシャッターの下りた寂しい感じがないのです。
また新規参入する店舗があった場合も、スムースに受け入れることができるわけです。
店舗側にとっても、店ごと移動できるということのメリットがあるのではないでしょうか。
商店街ごと船団になって動くということも考えられるかもしれません。
最初に書いたように、いくらネットショッピングが流行ろうとも、実際のものを見て買いたいという欲求は残るのではないかと思います。
またお店の店員さんとお客さんのコミュニケーションを取りたい、生の情報が知りたいという欲求も消えることはないでしょう。
ネットショッピングのコメントはやらせみたいのも多いと聞きますから、実物を確認できるものなら、そのほうが間違いはないかもしれません。
ネットショピングのやらせコメントかどうかを判断するサイトもあるので、そちらのリンクを貼っておきますね。
・サクラチェッカー
先にも書いた通り、町や商店街も隆盛期や衰退期はあるのですが、何か違った方法で商店街というものを考えたらと思い妄想してみました。
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