オフグリッド、まずはゆるグリッドから
- 2020.03.10
- ゆるグリッド
ゆるグリッドというのは私が勝手に作った造語で、ガチな太陽光システムを組むのは難しいしお金もかかる、それならば入りやすいところからやってみたらどうだろうかという意味です。
You Tubeで自作の太陽光システムを組んでいる人たちの動画を見ると、とても感心してしまいます。
まあ自分以外のほとんどの人はすごいと思っているので、いろいろな分野の人の活動を見るたびにそう思うわけです。(汗)
私の興味がある分野だけでも、それこそモバイルハウス、タイニーハウスなどを自作してしまう人たち、キャンピングカーなどを含む移動できる住まいで日本中旅をしながら住まう人たちなど数え切れないですね。
太陽光システムは、普通の住宅からモバイル・タイニーハウス、キャンピングカーまで使われていますが、このブログでは大掛かりな普通の住宅用は外させていただきます。
また今回は、初歩ということで市販のソーラーパネルとポータブルバッテリーを利用したソーラーシステムについての話となります。
昨今キャンプやアウトドアでの遊びが広がりを見せていますが、昔と違うのはそこで使う道具も電気を使うものが多くなってきたことです。
以前は焚き火やガスバーナーでお湯を沸かしたり煮炊きをしたりしていたわけですが、現在はそれに加えて電磁調理器や電気ポット、小さな炊飯器なんてものもあります。
また車載用の冷蔵庫や電子レンジなどを使う人達も出てきました。
夏は扇風機やスポットクーラー、冬はヒーターや電気毛布などいろいろなアイテムがキャンプや車中泊時に使われるようになりました。
あとスマホや外で撮影するためのアクションカメラ類、LED照明などもありますね。
これらは、すべて電気の供給が必要です。
本体にバッテリーを内蔵してるものもありますが、バッテリーを内蔵していない場合には、外部のバッテリーが必要でモバイルバッテリーからポータブルバッテリーまで、様々な用途に合わせたバッテリーが必要になるわけです。
それぞれのアイテムで電力消費が少ないもの多いものなどがあるので、使用するバッテリーを選ぶ必要が出てきます。
例えば、スマホやアクションカメラ、冬場に使う電熱ベストなどはモバイルバッテリーによる充電・給電でいいでしょう。
それ以上の機器となるとポータブルバッテリーの出番となります。
一口にポータブルバッテリーと言っても、その容量は小さいものは40000mAhくらいで価格は1万数千円程度から。
容量の大きな物は332000mAhで価格は17万円くらいのものまで本当に数多くの製品が市場に出ています。(実際にはもっと高価なものもあります。)
ご自分の使う機器の容量や数などを考えながら選ぶことになると思います。
ただ、最近は大容量化が進んでいるので予算に合わせてなるべく大容量のものを買っておいたほうが、地震や台風などの災害時にも役に立ちますよね。
ほとんどの方は、モバイルバッテリーとポータブルバッテリーを複数持っているようです。
さて、このモバイル・ポータブルバッテリーですが、ソーラーパネルと繋げて充電できるようにもなっている製品もあります。
同じメーカーでポータブルバッテリーとソーラーパネルを売り出しているところもあるので、購入する時は一考するといいと思います。
下にいくつか同時に出しているところのリンクを貼っておきます。
・suaoki
・jackery
これらのソーラーパネルは、薄型でキャンピングカーやモバイルハウスの屋根に取り付けることもできるようですが、DIYの場合は走行中に飛ばないように注意ですね。
ソーラーパネルを車両に取り付けないで、車のボディに吊り下げたり立て掛けたりして使っている人も多いですね。
折りたたみのソーラーパネルもあるので、このような使い方は気楽でいいと思います。
太陽の方向に追従させることもしやすいですしね。
ポータブルバッテリーは、ソーラーパネルからだけではなく、車のシガーソケットからも走行中に充電できます。
さすがに大容量のソーラーパネルと太陽の照射条件によってはそれだけで賄うのは難しいですからね。
それでもポータブルバッテリーとソーラーパネルを組み合わせて、いろいろな電気機器を車中泊やキャンプに使えるようになったことは、楽しみと可能性を増すことにもなりました。
それだけではなく、先にもちょっと書きましたように地震や台風による停電に備えるということからも、とても有用なアイテムではないでしょうか。
アウトドアやキャンプをしない人にとっても、そのことを考えておいて損はないと思います。
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