車中泊やキャンプに適した車とは(普通自動車編)
- 2020.02.20
- 車・キャンピングカー
前回は軽自動車ということでしたが、今回は普通自動車で車中泊やキャンプに適した車はどういうものか、ただしキャンピングカーではないという括りで行きたいと思います。
タイプ別にミニバンいきます。
まず思いつくのがホンダのフリードです。
フリードにはシートが3列タイプと2列タイプがありますが、2列タイプは後部の座席を倒すと後ろの荷物室と繋がりおおむねフラットな状態になり、やはりエアマット等を敷けば十分な就寝スペースを作ることができます。
さらに荷室は2段になっており、下部に荷物を収納することもできます。
フリードは前のモデルから車中泊をする人たちには人気があり、岡山の大物車中泊YouTuberさんも乗っていらっしゃることから有名でした。
同じようなタイプの車は各社出されていますが、そのまま就寝できるほどのフラットな床面を作ることができるものは少ないようです。
同クラスではトヨタのシエンタのやはり2列シートタイプは、頑張れば就寝空間を作ることはできそうです。
あとフルフラットモードと言ってすべてのシートをなんとか平らに見せるものもありますが、シートそれぞれの起伏がありますので、休憩ならまだしもそのまま就寝するのはきついので、これもエアマットや段差をなくす小さな複数のクッションなどが必要となります。
次はトヨタのノア、ヴォクシー、日産のセレナ、ホンダのステップワゴンのクラスです。
このタイプはおおむね2列めと3列目のシートをフラットにするというやり方となっているようです。
このタイプは先程書いたように各シートの起伏を吸収するためのクッションやエアマットが必要となります。
本来ミニバンは7~8人を乗せる事ができるわけですが、就寝するとなると大人2人位ということになるでしょうか。
多人数を乗せられるということと、2人の車中泊ということを考えると、フリードクラスでいいのかもしれませんね。
次はもう少し大きな、しかも4ナンバーの車です。
トヨタのハイエース、日産のキャラバンなどですが、これらの車は内装を改造されてバンコンタイプのキャンピングカーのベースとして使われることが多いです。
今回のお話は、改造をしないで使える車ということにしています。
バンタイプのハイエース、キャラバンは当然荷物を乗せることを主に考えているわけですから、後部荷室はフラットで横幅、高さともに十分あるわけです。
さらに後席シートを前に倒せば、さらに広大なフラット空間ができて就寝するには十分すぎますね。
でもこれくらいの空間があるといろいろと改造してキャンピングカーにしたくなるのもわかります。
4ナンバータイプでもう少し小さい日産のバネット(2人乗りタイプ)やトヨタのタウンエース・ライトエースなども大きなフラット空間を作ることができます。
いま多くの車種が出て人気のSUVタイプですが、トヨタRAV4、マツダCX-8、日産エクストレイル、ホンダCR-V、スバルフォレスターなどです。
これらは、2列めシートを倒して荷室と繋げて概ねフラットになります。
ただし車種によってはシートと荷室の間にくぼみがあったり段差があったりするものがあるので、当然実車で確認が必要なのは言うまでもありません。
やはり就寝するにはエアマット等を敷くのがいいかと思います。
すべてのメーカー、車種について書くのは大変なのでこれくらいにしておきます。
でも思ったより改造しなくても、またキャンピングカーを買わなくても車中泊ができる車があるということがわかったのではないでしょうか。
またハイエースなども、前回紹介したMGRCustomsさんのベッドキットを導入すれば、無駄な空間を作ること無く収納もかなりできますので、楽しみ方が広がりますよね。
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