タイニーハウスの外壁と内壁について
- 2020.03.24
- タイニーハウス
このブログで扱うタイニーハウスは、移動可能のものというくくりで話しています。
移動をすれば、揺れますし歪みもします。
外壁や内壁もその動きに耐えられるものでなくてはなりません。
移動できるタイニーハウスの実例として見ることが出来るのは、海外の事例が多いので、自ずとあちら中心の話となります。
外壁に関していろいろな例を見ていると一番多いのが木製の板を張っているのが多いようですね。
材種はレッドシダーあたりでしょうか。
張り方は縦張りと横張りと両方ありますが、それぞれにメリット、デメリットがあるようです。
そのことに関してのサイトがあるので、リンクを貼っておきます。
https://diy.tadaima.asia/koya/2018/12/outer_wall_of_cedar_plate/
縦張りの場合は、着色の仕方によってはモダンな感じにしたりも出来ますね。
横張り(よろい張り等)はナチュラルな感じ、カントリーテイストにもいいです。
板張りの場合、この色の塗り方でも表情が変わってくるわけです。
木肌や元の木の色を残すように着色していったり、ベタで全く違う色を塗っていくというだけで、自分の好みに近づける事ができます。
塗料については、外部なので防腐性能のあるものがいいでしょう。
ただし、昔からある製品ではありますが、毒性のあるものもあるので、気になる人は自然由来やエコに配慮した製品もあるようなので、そちらを使うといいでしょう。
関連をリンク貼っておきます。
https://ohhashi.net/products/list.php?category_id=187
http://www.atsusaka.com/toryo/toryo.htm
https://mitsurouwax.com/cont02/
木の板材と並んでよく使われているのが鉄板です。
普通の住宅の外壁でも使われるガルバリウム鋼鈑などが使われているように思われます。
また、少しラフな雰囲気を出すために、亜鉛鉄板の波板なども使われますね。
木の板材と鉄板の両方を組み合わせてデザインされているものも結構見かけますが、私はこのようなやり方は好きです。
ガルバリウム鋼板は塗装済みのものと無塗装がありますが、塗装することにより耐久性は増します。
https://www.nuri-kae.jp/column/articles/929
また製品自体リブ状のものなどを使うと、外壁の表情など出しやすくなりますよね。
ただ、デザイン的にはうまく使ってあげないと、ちょっと無機質な感じになってしまう恐れもあるので、それを望まない方は注意が必要です。
さて、次は室内の壁ですが、一般の住宅の場合防火ということもあって、仕上げ前の下地としてプラスターボードというものを使う場合が多いです。
その上にペンキで塗装したり、ビニールクロスを貼ったりという感じで仕上げていきます。
移動の出来るタイニーハウスの内壁としてプラスターボードを使ってもいいのですが、注意点としてボードの継ぎ目の部分に亀裂が入りやすいということです。
もちろん通常の施工方法としては、ボードの継ぎ目部分には亀裂が入らないような処理をしているのですが、地震や経年変化によるゆがみ等で亀裂が入ることがままあります。
特に塗装仕上げの場合は、確率が高いです。
厚手のクロスなどで追従性の良いものを仕上げとして使う場合は少しは保てる確率は高くなるとは思います。
しかし移動の出来るタイニーハウスの場合は、ボードの継ぎ目の部分をいくら処理をしても心もとないので、初めからボードとボードの継ぎ目には木材などで緩衝部分を作ってあげるといいと思います。
木材の両側に溝を作ってそこにプラスターボードを差し込むようにすれば、亀裂の心配は無くなります。
このような下地処理をしておけば、プラスターボードに好きな色で塗装をしたり、輸入物の壁紙を貼ったり出来ますね。
壁紙はやはり輸入物のほうがデザインや色もタイニーハウスに似合った素敵なものが見つかると思いますよ。
輸入壁紙のリンクをいくつか貼っておきますね。
https://www.diy-shop.jp/second/import-wallpaper.html
その他、日本のクロスメーカーでも輸入物を扱っているところもあります。
海外のタイニーハウスの実例を見ていてやはり多い内壁は木の板張りです。
これは外壁の部分と同じようなことになりますが、実際に人が触れることが多い部分なので、仕上げ方は外壁よりもなめらかなものが多いと思います。
色は木肌や木の色を活かしたナチュラルなものから、ベタでいろいろな色を塗ったりと様々ですが、外壁と違うのは内側なので防腐塗料を使わなくていいということです。
よっていろいろなメーカーの塗料を使うことが出来、とくにアメリカの塗料などはすごい色数のものもあるので、きっとお気に入りの色のものがあると思いますよ。
アメリカの塗料メーカーのリンクを貼っておきます。
-
前の記事
今だから車で外に出ることを考える 2020.03.21
-
次の記事
記事がありません